このレビューはネタバレを含みます
劇場2021-38 東宝C川崎
キングオブモンスターズで他の怪獣たちを平伏させたゴジラ(あの時のラドンw、そしてキングギドラの頭がいつ出てくるか期待)
一方、髑髏島の巨神で、確か同じく怪獣を平伏させたコング
日本が誇るゴジラ、アメリカンスピリットでもあるコング。ある意味「いいもの」同士、主役同士を対決させる企図とは、、、
こういう場合大抵その背景に蠢く陰謀、謀略があり、実は裏に真の「ヒール・悪者」が居るって寸法でしょう。(ここまで鑑賞前に記載)
と思っていたら案の定でした。
もちろんコングとゴジラは主役なのだか、ヒールは何か?これ今回はかなり厳重に隠されていましたね。そこはプロモーション成功でしょう。
また、こういった映画にストーリー性や、人間ドラマは余程のものでなければ入れてはいけないと考える性質なので、本作はスッキリ楽しめました。陰謀論が渦巻く現代においてそこも面白かった。
ただコングにかなりの人間性を発揮させ過ぎたのはどうでしょう・・・前半から朝起きて散歩したオッさんみたいでしたね。もう道具は使うわ、自分で治療するわ・・・
一方、ゴジラは人間性よりも神々しさ、荒ぶる神のテイをより出してきた感じです。ゴジラにはこの方が似合うというか、ココは良いと思いました。
本作で最も問題にすべきは芹澤蓮の扱いでしょう。あれはちょっとないなぁと思います。芹澤教授の息子でしょ?もう少しマシな扱いできなかったのでしょうか。ここにこそ継承のドラマは埋め込められたのではないでしょうか。小栗旬さんのハリウッドデビュー作にしてはファンとしてショボさに悲しくなりました。そりゃ目ぇ剥きますよ(^^)
そしてあのアレを、アソコに、あの様に使うのはどうでしょう。『パシフィックリム』かいってツッコミ入れてしまいました(^^)
細かいことは触らない方がいいジャンルの作品ですから単純に怪獣プロレスを愉しむことに徹して観たい作品です。劇場でしか楽しめないでしょう。