60年前の『キングコング対ゴジラ』は、力道山のプロレスブームに便乗して日米怪獣にプロレスをさせようという趣旨だった。しかし着ぐるみ同士での取っ組み合いは意外に難しく、結局離れた場所から岩を投げ合うという形になってしまった。
それが今回はフルCGのため激しいバトルが展開し、ゴジラファンも満足だろう。
人間ドラマを廃して、怪獣バトルに終始している。
どこか人間的なキングコングは地下世界の元王者一族。しかし、現在はゴジラにチャンピオンベルトを奪われているようだ。
王座奪還のため、最強ゴジラに必死に食らいつく。
それならロッキーのように、訓練シーンを入れるべきだ。
酸素の薄い高山で、ロッキーのテーマをバックに訓練に励むコング。
セコンドとして常に応援する少女・丹下段平ジア。勿論アイパッチ。（オタクは眼帯少女好物なので人気も出る）
日本の漫画を読んで必殺技を次々習得するコング。
『ブーメランフック』『ハリケーンボルト』『ローリング・サンダー』（ふ、古い･･･）
それでも王者ゴジラには勝てない。
最後に、どうしても習得できなかった必殺技を繰り出す。
丹下ジアのアイパッチから涙が流れた時、彼女を守るため繰り出すのだ。
『ブーメラン・テリオス!!』（『ペガサス流星拳』でも良い）
（背景は銀河）
或いはノーガード戦法で向かい合うコングとゴジラ。（更に古い･･･）
観客が痺れを切らし、「早く戦え、金返せ」と野次る。
丹下ジアが「バカ客が、煽んじゃねぇ」
そこで繰り出すのは、カミソリアッパーじゃなくてダブルクロスカウンターが良い。
ゴジラとコングでダブルクロスカウンター‼（ゴジラの手が短い場合は尻尾で代用）。ダブルクロスカウンターやってるTシャツ欲しい‼
互いに倒れる二人、いや二匹。
或いは、ゴジラの経絡秘孔をアタタと突くコング。
「お前はもう死んでいる」と手話で語る。そのための手話だったのか‼
ひでぶっ、なゴジラ。
とにかくジャンプとマガジン読んで、もっともっと技の応酬して欲しいですね〜。
まあ、十分少年漫画的で面白かったけどね。
最後に言いたい。
脱臼の肩ぶつけて治すって、コングお前はメル・ギブソンか!?
張り手一発って、ゴジラお前は旭道山か!?
白目むくって、小栗旬お前はピスタチオか!?
