まーしー

ゴジラvsコングのまーしーのレビュー・感想・評価

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)
3.0
その名の通り、日米の2大モンスターの対決を描いた本作。

ただ、私には、どちらかと言えばコング中心の物語に映った。
コングと心を通わせる少女が登場するなど、コングを単なるモンスターとしては扱っていない。ゴジラを悪者として描き、世界を救う切り札のような存在としてコングを描いたように思う。

ストーリーは、よくあるモンスターパニックそのもの。
巨大生物に理解を示す科学者や悪徳企業が登場し、人間どうしでも善悪の闘いが繰り広げられている。
ただし、この手の作品のストーリーは、正直あってないようなもの。
巨大生物どうしの圧巻の闘いさえ満喫できれば良い。特に、本作では新たにメカゴジラが登場し、ゴジラvsコングの闘いをより過激にさせている。
そして、何よりもさすがはハリウッド。映像技術がすごい。この迫力を観るだけでも価値はあるだろう。

前作まで登場した渡辺謙の息子役として、小栗旬がハリウッドデビュー。
チョイ役だが重要な役。今後の活躍に期待。
残念だったのは、巨大モンスターの闘いの舞台が香港だったこと。ゴジラが登場する以上、日本であって欲しかった。