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ゴジラvsコングのtakehiのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

封切り時Yahoo映画へ投稿

ゴジラは唯一無二の荒ぶる破壊神です。
コングだって同じようだけど、故郷や家族を求めたり、
少女との交流、絆を大切にしたりする純粋な男のようです。
その圧倒的に孤独な佇まいが意外と良かったです。
凶暴な怪獣なのに表情が豊かで、人間味があり、彼の行動、感情の動きこそ、
この作品の見せ場で有り魅力と思いました。

手話を使い少女とコングがコミュニケーション取るとは!!
故郷への想い、少女の願いの涙にはグッと来てしまいました。
おじさんになると色々なとこが緩くなってるようです(笑)

それからコングを船やヘリでの輸送はなんとも絵になる、お約束の名物シーンです。 鎖に繋がれたり、ネットで運ばれる姿は、ちょっとお人好しで、いい奴なのかもしれません笑。 今のシリアスなゴジラでは、とても考えられないです。

子供達と怪獣運動家の三人組の活躍の仕方にしても、
小栗旬さんがモンスターゼロのガイコツの中で白目になって○○を操縦する絵柄を見ても、あっ!これ肩の力抜き切って観なければならない映画なんだなと思い知りました。 
前作のゴジラ・キングオブモンスターズのレビューでも書いたのですが、
世界中の子供達からゴジラ好きの大人達まで、幅広い層をターゲットにした映画なんですよね。
大人は打ち上げ花火を見るように童心に戻って、ド迫力の怪獣プロレスを堪能しましょう!!激しく吠え、殴りまくる、光線吐きまくる怪獣達の伊達姿を楽しむ映画です。

追伸
キングコングの思い出
キングコングは幼少の頃テレビアニメで親しんでいました、
あれって日米合作で東映動画制作だったのですね、Wikipediaで思わず調べてしまいました。 めちゃめちゃ楽しく見てたというよりも、その時間帯の子供向けがそれしかなったから、仕方なく見てた記憶があります。
怪獣ブームの頃、特番で白黒映画の初代コングの名シーン紹介をテレビの小さな画面で見ました。 ウルトラマンシリーズ等々を浴びるように見てきた子供にとって懐かしの映画、古びた映像ぐらいの印象でした。(映画館の大画面で観たら全然違う印象だったと思います、今更映画館でリバイバルしないかな。)
その後ジョン・ギラーミン監督75年のキングコングの映画上映が決まりました!そのチラシのエンパイヤステートピルの頂上でジェット機を握り潰しているコングのリアルなイラストに衝撃を受けて中学生の私は興奮!!その製作費の高さにも超興奮、、映画館で見た時は期待値が高過ぎて思いのほか、つまらなかった思い出があります。(美人女優とコングとの絡みは楽しかった?笑) 自分はその時の印象が良くなくてピータージャクソンの作品も髑髏島の巨神も見ていませんでした。
それから 時が経ち、ゴジラきっかけで改めてキングコングと銀幕で対面でき、その魅力がわかってきて嬉しい限りです。
無口な破壊神ゴジラと人間臭いコングってお互いに引き立て合う良いコンビと思えました。 進化する映像技術が次のレベルに上がった時に彼らの戦い、共闘を再び観たいものです。(了)
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