ちぐ

アズミ・ハルコは行方不明のちぐのレビュー・感想・評価

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)
1.8
高畑充希ちゃんが「意味のわからない映画」と言っていたように、本当に意味のわからない映画でした。
日常の中の非日常でも、非日常の中の日常でもなく、時系列もばらばらで。
高校生、二十歳、三十路手前、この三世代の女性の話。
女子高生が、どんな時でもギャハハと笑えたり、二十歳くらいの、変わり行く人脈にもがいたり、薄給、彼氏なし、仕事では先輩が寿退社をし、上司は若くて可愛い新人にメロメロ、世でいう負け組の遣る瀬無さ。
みんながみんな、出どころのわからない、意味不明で説明不可能な不安を抱えている。
こんなにもたくさん言葉があるのに、この感情を表すのには、どれも不適切。
そんな、感情そのものの、ストーリーではなく余韻を楽しむような、作品だったような気がします。
観てよかったです。
ちぐ

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