しろふじ

キングスマン:ゴールデン・サークルのしろふじのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます


終始なんだかなぁと思いながら鑑賞。

続編はいろいろ残念なことが多いので、前作はとても気に入っただけに、今作を観るのを躊躇した。なんだろう、観なきゃ良かったかも。

フィクションにこんなこと思ったり、考えてしまうのは本当に無粋だなと思うけれど、嫌だなと思うところが多くて、勝手にがっかりしてしまう。前作に肩入れしすぎかな。前作の空気感を全部ぶち壊された感覚。

わりと冒頭の方で、良きライバルで戦友のような関係を築いていたロキシーも死んじゃうし、犬のJBも死んじゃう。テーラーもハリーのおうちも燃えかすになる。蝶々の標本もMr.ピックルの標本も全部。とても残念。

元ハリーの家に普通に居た王女様。仮にもエージェントが住んでいた家に、表の人を入れてもいいんだろうか。いくらハリーが死亡扱いだとはいえ、なんだかなと思う。

王女様が普通にエグジーの友達とつるんでるのがびっくり。前作でもそうだったけどそこではエグジーも紳士の皮を脱いでて、輩のファッション。完全なプライベートの自分でいる。

普段から神経を削られるであろうエージェント業のなかで気を抜けるところがある、というのはいいことなんだろうけど、大丈夫なのか。

エグジーの友達はあまりよくない人たちだけど、その人たちと関わるのを許されるほど、王女ってそこまで自由なのか。前作で助けてくれたときのエージェントのエグジーと普段のエグジーの落差にがっかりしたりしないんだろうか。JBのかわりに同じ犬種の仔犬をプレゼントし始めたり、あまり、うーん。

エグジーは色ボケしすぎじゃないかなと思う。私情を挟みすぎる。感情が先走りして、周りが見えてない感じがする。本当にガラハッドを名乗れるような能力あったの?

マーリンもエグジーが踏んだ地雷で死んじゃうし、スパイものに仲間の死はつきものだけど、なんだろう、感動的なシーンなんだろうけど、がっかり感が先に来る。

ステイツマンのウォッカ?とウィスキー?は終始野蛮だった。なんだろう、前作は紳士を押し出していたからか、すごく野蛮に感じる。ステイツマンを出してくる意味はあったのか。麻薬を売っているのがラスボスだし、アメリカは麻薬がはびこってるから?

エルトンジョンにアクションをさせる演出にしたのはなぜ?黙って大人しくしていて、ハリーたちに助け出されるじゃ駄目なの?あれは火事場の馬鹿力?
しろふじ

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