toriten45

キングスマン:ゴールデン・サークルのtoriten45のレビュー・感想・評価

3.5
オールドファッションな英国風スパイ活劇の第2弾。楽しいです。

ロンドンの高級仕立て紳士服店が立ち並ぶサヴィル・ロウ通り。ここにある老舗テーラーの試着室が独立スパイ機関「キングスマン」本部への入り口。この設定にワクワクさせてくれるけど、今回は組織が初っ端で大きな危機に直面してしまいます。

そして前作ではスーツをびしっと着こなしたハリー(コリン・ファース)が悪党どもを“Manners maketh man (礼儀がが人を作る)”と言いながら超絶アクションで蹴散らしていましたが、今回は立派なエージェントとなったエグジー(タロン・エガートン)がコードネームを引き継ぎ悪党と対峙します。“伝統は引き継がれる”がオールドイングリッシュ風でいいですよね。

スピーディーでわかりやすいストーリー展開やキレのあるアクションに加えて笑いありのちょっとグロもあって、007やM:Iなどとは一線を画すスパイ映画でした。シリーズ化されていて3作まで続いている。次作(第3弾)は独立スパイ機関「キングスマン」の前日譚なのですね。観ていないので楽しみです。

それ以外に思ったことをつらつらと。↓

☆ アクションシーンのワンショット演出に程よい没入感があってエンタメ感を高めていました。

☆ カンボジアの奥地にある麻薬カルテルのアジトがオールド・アメリカンに溢れていて笑える。

☆ 「ステイツマン」というアメリカにある兄弟組織の登場は本シリーズの世界観をさらに広げている。

☆ 本人役で登場したエルトン・ジョンにロボット犬が「ともだち」判定するシーンが笑える。本人もめっちゃ楽しんでそう。
toriten45

toriten45