ケーティー

キングスマン:ゴールデン・サークルのケーティーのレビュー・感想・評価

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※MX4Dで観賞

相変わらず戦闘シーンのアイデアはすごいが、コリン・ファースの偉大さをよくも悪くも実感したシリーズ第2作。


ストーリーは、(多少アメリカ等への皮肉を込めているのかもしれないが)正直そこまで魅力的ではない。しかし、この映画はひたすらアクションアクションで見せていく映画だから、そのアイデアの面白さを作ればいいのだろう。実際、終盤の戦闘シーンがいい。ただし、今回はMX4Dでの観賞だったのでより楽しめたが、そうでなかったら自分はどこまで楽しめただろうとは感じてしまった。

映画としては、コリン・ファースの偉大さを作品として、よくも悪くも感じた。コリン・ファースが出ると絵が締まる。そのため、彼が活躍するシーンからは面白かったが、もっと早く出すべきだったのではとも感じた。

また個人的に好きなシーンは、ある登場人物が、カントリーロードを歌うところ。この曲のよさと役どころ、そして場面がマッチして、何ともいえないよさがあった。冒頭のゴールデンサークルの描き方など、アメリカ批判を描きたいのかと思わせつつ、このカントリーロードの魅力やステイツマンの上層部の魅力など、一方でアメリカのよさも出しているのがいい。だから、批判精神をほのかに忍ばせながらも、多くの人に受け入れられるのだろう。