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キングスマン:ゴールデン・サークルのYYamadaのレビュー・感想・評価

3.6
【スパイ映画のススメ】 キングスマン②
〈諜報員〉
🇬🇧独立諜報機関「キングスマン」所属
・ゲイリー・“エグジー”・アンウィン
・ハリー・ハート
🇺🇸独立諜報機関「ステイツマン」所属
・テキーラ
・シャンパン
・ウイスキー
 
◆作品名:
キングスマン:ゴールデン・サークル
(2017)
◆ミッション:
殺人ウィルス拡散防止
◆敵役俳優
ジュリアン・ムーア

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンのみ。
・2人は同盟関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を求めるが、彼らは英国文化に強い影響を受けたキングスマンとは正反対のコテコテにアメリカンなチームだった…。

〈見処〉
①シリーズ第2作。
 英紳士、アメリカへ。
・『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、2017年に製作されたスパイ・アクション。世界的ヒットを記録した「キングスマン」シリーズ第2作。監督は『キック・アス』のマシュー・ボーンが続投。
・主演のタロン・エガートン、マーリン役のマーク・ストロングら前作のキャストに加え、米国ステイツマンのメンバーにチャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス、ハル・ベリー。謎の組織ゴールデン・サークルのボスにジュリアン・ムーアなど豪華キャストが新たに参加。
・また、前作で死んだと思われていたコリン・ファース扮するエグジーの師ハリーも再登場。本作では記憶を失い少年のような無邪気さを見せるハリーはエグジーに導かれる立場の逆転現象を見せている。
・前作の「マナーが人を作る」から一転して、伝統と格式の英国から離れた本作では、型破りな米国式マナーとの「文化の衝突」がユーモラスに描かれている。

②結び…本作の見処は?
◎: ロンドン・タクシーによるカーチェイスから雪山でスキーリフトまでまで、マシュー・ボーンによる「秒でアガる」早回しとスローの複合アクションは、相変わらず高規格。
○: 二丁拳銃や電気が流れる投げ縄。アメリカ仕込のガジェットを扱うステイツマン。英国紳士スタイルのキングスマンとの対比は面白い。
○: 後に『ロケットマン』に主演するエガートンとエルトン・ジョン本人の共演シーンにも注目。
▲: 電動挽肉機による殺害が最大の見どころ?前作の「R15」から「PG12」にレイティングダウンさせゴア描写は控えめとなったはずの本作であるが、前作よりも風刺を薄め、悪ノリ部分が著しく増加。必然性なく良キャラを使い捨てにしている。エルトン・ジョンもクドイ。
▲: 各キャラクターの行動原理に乏しく、ハイテンポアクション映画ながら、体感時間3時間に感じるのはなぜ?
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