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ケンとカズのパピコのレビュー・感想・評価

ケンとカズ(2015年製作の映画)
3.5
薬物の裏稼業を生業にするケンとカズ。
ケンは恋人の妊娠により足を払いたい。
カズは認知症の親を施設に入れるためにお金が欲しい。
2人の気持ちは離れ、さらに危ない取引に手を出す。そしてヤクザに睨まれ2人は危機に陥る…。

映画中流れる空気が常に緊張感があって重たい。トゲトゲしい。
話は凝ったものも派手さはないが、雰囲気でお腹いっぱいになる。
僕は好きな作品でした。

貧困、介護、虐待など社会問題が背景にあり、2人の主人公は闇から抜け出せない。
夢の中では親になる希望を見るものの光は一向に見えない。
どうしたら抜け出せるのか。
先輩とつるんだ時点で詰んでた気がする

主人公2人と先輩の演技がとても良かった。
特に先輩はニコニコとしているが、1番やばい空気を醸し出す。関わったらいけない奴を見事に演じてました。
藤原季節もかわいいバカな後輩役で出てます!
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