祖母と暮らす牛舎に勤める男の日常を、台詞も色彩(モノクロ)もなくただ淡々と繰り返す。
ほぼ牛が豚になっただけの『叫び声』を先に観ており構成は把握していたので、月曜日が終わった時点でも「これがあと6日…
東京国際映画祭で監督賞を受賞した『叫び声』の原型のような作品。
徹底して排除されたセリフ、執拗な長回し、執拗な日常描写の反復など渡辺監督作品の重要な要素があちこちにある。
ギリギリ滑り込みで見られて…
6回目の鑑賞
同じ作品でも観る度に新たな発見があったり、もう一度あの映像と音楽を味わいたいと思う作品。
2023/7/11
大田原愚豚舎旗揚げ十周年 全作品特集上映
【大田原愚豚舎の世界 10t…
正直初めは単調な日常の繰り返しかと思い、
なにも起こらないし、起こさせない退屈なシーンが続く。
少し飽き始めたところ、
日常が少しずつ変化していることに気付き、
そこからは楽しくなって来ました。
…
北関東の農村で祖母と暮らす牛飼いの男の七日間の生活を追う映画。
全編モノクロでセリフはゼロ。
七日間同じような生活が繰り返される。
その単調でほぼ何も起こらない生活を覗くことを観客は強要される。
何…
人の日常とは何かということを突き詰めようとした実験的作品。
人間の日常なんて単調といってしまえば単調なものだけれど、角度を変えてみればそこには単調とはいえない美しいものや大切なものも確かにあるという…
ジム・ジャームッシュー『パターソン』と比較している批評を読み気になって新宿武蔵野館にて観賞。
『パターソン』とは完全に似て非なる、前衛的・実験的な究極のミニマリズム映画だが不思議と眠くなることはなく…
©大田原愚豚舎