このレビューはネタバレを含みます
トークでも「裸の島」(観ててよかった)が出てたしなにかと引き合いに出されるんだろうけど、あからさまに会話を排除してるあちらに対して「七日」はそれに気付かないくらい(いや気付くんだけど)違和感なく自然…
>>続きを読む正直初めは単調な日常の繰り返しかと思い、
なにも起こらないし、起こさせない退屈なシーンが続く。
少し飽き始めたところ、
日常が少しずつ変化していることに気付き、
そこからは楽しくなって来ました。
…
生きてれば、何かしら影響を受けるのは否めなくそれが誰かの作品であったとしても いろんな自分のフィルター通しながら誰しも作品をつくってるわけで。意識とか関係なくーそのうえで、この作品には遊び心感じ…
なにも起きない、のではなく
なにも起こさせようとしない、という風にすら見える。
この作品と「プールサイドマン」は地続きだし、「プールサイドマン」が陰なら「地球はお祭り騒ぎ」が陽。この3本は続けて観…
北関東の農村で祖母と暮らす牛飼いの男の七日間の生活を追う映画。
全編モノクロでセリフはゼロ。
七日間同じような生活が繰り返される。
その単調でほぼ何も起こらない生活を覗くことを観客は強要される。
何…
人の日常とは何かということを突き詰めようとした実験的作品。
人間の日常なんて単調といってしまえば単調なものだけれど、角度を変えてみればそこには単調とはいえない美しいものや大切なものも確かにあるという…
冷静に、日常を映画でとったらこうなる。1週間は1週間でもパターソンのような夢のような日常はおれにはないんだなって打ちのめされたのと同時に、本作のような現実的な日々を再認識するためのミニマリズム的演出…
>>続きを読むジム・ジャームッシュー『パターソン』と比較している批評を読み気になって新宿武蔵野館にて観賞。
『パターソン』とは完全に似て非なる、前衛的・実験的な究極のミニマリズム映画だが不思議と眠くなることはなく…
日常の反復描写の映画。
セリフを用いないモノクロ映像で執拗に繰り返し描かれる牛飼いの孤独な男の日常と映画の中に存在する大量の余白が観る者それぞれに人間が生きる意味を深読みさせる。
詩的で美しい映像と…
©大田原愚豚舎