リラリオ

私の血に流れる血のリラリオのレビュー・感想・評価

私の血に流れる血(2015年製作の映画)
3.3
時は17世紀⋯ボッビオ聖キアラ女子修道院で神父が自殺する。自殺は神に背く行為⋯神父は盗人や殺人者と同じ汚れた墓地に埋葬されることになる。
そして自殺の原因⋯女。神父を骨抜きにした魔性の女ベネデッタは「悪魔と契約し、神父をたぶらかした!」魔女の嫌疑をかけられる。こうして神父の名誉回復のための魔女裁判が行われる。

逆さ吊りの刑→悪魔との契約の印を探すための髪ざんばらカットの刑→「もし浮き上がるなら、自然の摂理に反するためお前以外の力が存在する!つまり悪魔との契約が証明される。だが自然の摂理に従って沈んだままなら無罪が証明される!」体に鎖グルグル水中に沈める刑(浮かばなかったが証明されず)→涙を流したら無実の刑(涙流すが認められず)→拷問に折れないベネデッタ→火の試練→最終手段⋯火あぶりの刑。

そして現代のボッビオ⋯かつてボッビオ聖キアラ女子修道院、現在は廃墟の建物に住み着く伯爵と呼ばる老人。夜になると町に出没、ヴァンパイアと呼ばれていた。
ある日、インターネットでこの教会を見て購入を決めたロシア人の富豪が下見にやって来る⋯。教会を守りたい伯爵は⋯。

う~ん神秘的すぎて⋯「どういうこと!?」でした(笑)
ベネデッタは果たして魔女だったのか⋯そうでねぇのか⋯。途中までは「濡れ衣着させられた可哀想な女」だったが、途中神父の弟を誘惑したり⋯でも最後の感じだと、もしかしてマリア様?どうなんでしょうか⋯
伯爵は夜中徘徊するただの老人かと思いきや、本物のヴァンパイアだったり、兄と女の好みが一緒の神父弟は現代では詐欺師として登場、ベネデッタは詐欺師の妹として登場⋯もう混乱っス!
とにかく謎だらけの美しき映画っつーことでいいのかな(笑)
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