ハラキリを配信している動画配信サービス

『ハラキリ』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ハラキリ
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『ハラキリ』に投稿された感想・評価

典型的なフジヤマ・ゲイシャ映画なのだが、アジア大好きなラングは銃刑よりもハラキリを儀式性含めて贔屓にしている。

形式には色々とツッコミが追いつかない、外国人の脳内ニッポンはとても住みにくそうだが『ベスト・キッド』の二作目を観てるくらいの感覚で良いと思う。ただメロドラマとしての死=ハラキリはその手段であると同時に物語のクライマックスである、撮りたいショットと物語とが相互化しているので構造としては悪くない。
まあラングが日本文化に無知なのは仕方ないし、我々ではなくヨーロッパ人に向けた映画なので、わざわざ日本らしさを強調するよりかは彼らの捏造イメージに合わせた方が受け入れられやすいのだろう。
『メトロポリス』の
フリッツ・ラング監督初期作品。
ドイツ版『蝶々夫人』。

19世紀後半から続いてきた
ジャポニズムの、一つの到達点。

大名の娘

尼僧(巫女)

吉原の茶屋娘

外国人の現地妻

とローリングストーンしてゆく
ヒロイン、オタケサンの
数奇な運命。

海軍士官の火遊びから放置
された後、高貴な身分の
男性から求婚されたり、
国元の正妻にまでも情けを
掛けてもらいながら、
「恥辱に生きるより名誉の死」
と、父同様ハラキリを選ぶ。

正妻がとても理解ある優しい
女性で、浮気相手である
オタケさんの立場と心情を察し、
アホな亭主に替わって、子供を
引き取るとまで申し出てくれる。
普通、無いよねぇ。

民俗博物館から日本の衣装や
小道具を借りて、ベルリンで
撮影したとか。

ラング監督が日本大好きだ
って事は良く解った。
『スピオーネ』でも日本人に
ハラキリさせてるし。☆

【その他の特筆点】
▼呼び出し合図はドラ
▼外交大名の父の土産は
 トランク入りのテディベア
▼大僧正の石造寺院(神殿?)
▼イカツイ顔の大仏
▼実は長崎にあった吉原
▼子供の手が容易に届く所へ
 置かれているハラキリ刀
固定カメラしか技術的に使えなかったのかなと思ってみてたら一回だけ横移動した!恐る恐る試したんだろうか。

全編ジャポネズム趣味で錯誤感が笑えるのだが、小物は豪華に揃ってる。仏教に傷つけられ西洋にも裏切られるという展開は日本という国を描いたようにも見えるし、純真さが悲劇と直結するというのは後の『熱い夜の疼き』『スカーレットストリート』にもつながるラングの主題だともいえる。流石に映像的、物語的快楽は薄いが、オラフが再来日してからのラストに至る流れにはサスペンスがあった。階段の上り下りは権力構造を仄めかしてるのかな。

『ハラキリ』に似ている作品

紅顔の密使

製作国:

上映時間:

89分

配給:

  • 東映
3.3

あらすじ

延暦19年。悪路王率いる反乱軍が陸奥の一角で蜂起し、都へ戦火を広げる勢いに。平和国家の建設に向かったばかりの大和朝廷は無防備同然。反乱軍相手に戦える小田の武麿を密使として派遣し、彼に一縷の…

>>続きを読む

お吟さま

製作国:

上映時間:

101分

配給:

  • 松竹
3.4

あらすじ

天正十五年。豊臣秀吉の茶頭千利休(二代目中村鴈治郎)の娘、吟(有馬稲子)は、六年間一筋に慕い続けてきたキリシタン大名高山右近(仲代達矢)をむかえて喜びにもえた。しかし、妻のある右近はキリシ…

>>続きを読む

安寿と厨子王丸

製作国:

上映時間:

83分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.6

あらすじ

陸奥の国の岩木判官は無実の罪を着せられ、残された姉の安寿、弟の厨子王丸、母と侍女・菊乃の4人は京の都へ向かうことに。越後で野宿をしていたところ、男にだまされ船に乗せられ、安寿と厨子王丸、母…

>>続きを読む

東京スパイ大作戦

製作国:

上映時間:

94分
3.2

あらすじ

東京に拠点を置くアメリカの新聞社の編集局長・ニック。彼が「タナカ首相がアメリカ侵攻を計画している」という特ダネ記事を独断で掲載すると、翌日、日本の警官隊が編集部に乗り込んできた。ニックは情…

>>続きを読む