死別後の哀しみ苦しみをこんな風に淡々と丁寧に描いてる作品はあまりない気がする。
だいたい、亡くなった人の分まで前向きに頑張るぞっ!って感じで終わる作品が多いから。
監督も奥さんを亡くされてるから…
最愛の妻、彼氏を事故で亡くした二人のそれぞれの男女の深い悲しみからの再生を淡々と表現した作品
仏教のそれぞれの法要に沿い哀しみを癒して?いく二人
別に二人が絡む事もなくただ淡々と…
実に繊細に…
このレビューはネタバレを含みます
とても丁寧に惜別を描いた良作でした。
大事な人の時計が止まってしまって…
でも、いつも通りに時は進む。
その狭間に迷い込むと…
哀しみに囚われてしまう。
誰かの優しさにさえ痛みを覚える。
世界…
監督の実体験に基づいているので、嘘臭くない。静かに、丁寧に、大きな喪失感を描く。
各々パートナーを亡くした男女が、変にくっついたりラヴい感じにならないのが、真摯な感じというか。弟と義姉もくっつかない…
ジニアフラワー
それは百日間咲く花。
百日間に全ての悲しみを閉じ込めて、別れを告げる。
「ルオシュエンに捧ぐ」
とあったので、調べたら監督自身が妻を亡くしていて実体験を基に描いたらしい。
交通事故…
このレビューはネタバレを含みます
序盤★2 中盤★3 終盤★3.5
『星空』(オレスコア★5)
で知りクリップしていた
トム・リン監督作。
“咲く花も 時の流れに
散りゆくもの”
切なくも美しく、
淡々と“生と死”を見つめる
…
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