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水戸黄門 天下の副将軍のAONIのレビュー・感想・評価

水戸黄門 天下の副将軍(1959年製作の映画)
3.5
幾つになっても甘えん坊。 黄門様だって人の親。我が子心配さに、東映自慢のスター陣を従えて一大行脚。
月形さんと錦ちゃんの親子演技は永遠に不滅です!

今回のテーマは親子の絆。月形さん&錦ちゃんの他に、丘さとみの父親探しも絡む。

「父上、久しぶりに子供をさせて頂きとう存じます」

と言って月形さんの膝枕で甘える錦之助兄ィ。甘えすぎだぜ兄ィ!

丘さとみの田舎っぺ娘演技は実に可愛い。東映時代劇が誇る“お姫様女優”陣の中でも、丘さとみだけは“田舎っぺ”で“庶民的”な可愛らしさがあり好きだ。

その他、格さん(里見浩太郎)が歌えば、助さん(東千代之介)は合わせて踊るというサービスぶり。勿論、美空ひばり嬢も歌います。大河内老人は黄門一行の番頭にして助さん格さんの教育係。進藤英太郎と大川橋蔵の役柄も決して「捨て駒」でなく、物語において重要な役柄として配置してあるところが嬉しい。
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