TAK44マグナム

G-SAVIOURのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

G-SAVIOUR(2000年製作の映画)
2.0
ガンダム20周年の時に海外で製作された実写版ガンダムです。
モビルスーツ等による戦闘シーンはCGで描かれ、ドラマパートは生身の俳優が演じるスタイルをとっています。

「機動戦士Vガンダム」から70年後が舞台となっており、変わらずにモビルスーツが兵器運用されていたり、スペースコロニーが人類の居住地だったりする他は、ファーストガンダムからVガンダムの世界観とは結構異なった雰囲気。

本作こそガンダムの黒歴史のような気がしますが、とにかく肝心のストーリーがあまり面白くありません。
特に盛り上がることもなく、だからどうした状態です。

そしてCG製の戦闘シーンですが、メカニック類のデザインはともかく、どこか薄味で、ただたんにCGでモビルスーツ戦を描いてみましたって感じ。
そのCGにしても、プレステ2のストーリーデモ時の映像レベルであって、現在の目でみれば古臭いポリゴンCGにしか見えないでしょう。
いまやガンダムも3DCGを導入していますし、今更、実写CGのガンダムだから観てみようぜ~!
・・・などとはならないと思います。

「パシフィックリム」などを観たら、ハリウッドの総力を結集した実写版ガンダムをつくってくれたら・・・と淡い期待もしてしまいがちですが、ガンダムの人気って国によってかなりマチマチなので、マーケット的に多分そういうのは製作されないでしょうねえ・・・。

こんなんでも、1種類だけガンプラも発売されました。
Gセイバーのデザインは、ガンダムF91に近い感じかな?

実写のガンダムってどんなものかと気になる物好きな方以外には、オススメしかねる出来ですね。


テレビ放送にて