まりぃくりすてぃ

きらめく拍手の音のまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

きらめく拍手の音(2014年製作の映画)
3.4
予告編を四回ぐらい見た私はそのつど泣いた。ほかの映画を観に来たのに毎回毎回、本編開始前にこれのせいで鼻グスしちゃって、迷惑なぐらいだった(笑)。
で、いよいよこの映画を観るって時にはハンカチを多めに用意。泣き死んでも大丈夫なように事前に水分補給もして臨んだ。


けど、一滴も泣けなかったよう。。。。。(泣)


聾夫婦なのにカラオケデュエットを楽しんでるビックリな姿。手を叩かずに両手を挙げてきらきら振るのが彼らの“拍手”。───そんな最大感動ポイント二つとも、既に予告で見ちゃってたからね。
収穫っていえば何だろ、、、食卓のキムチがどうしたこうした言ってたのが韓国らしくてよかったかな。

「両親ともに聾だけど、健常者ゆえに世間との橋渡し役として苦労してきた娘が、自分の家庭を撮ったドキュメンタリーで監督デビュー」ってのは確かに特筆すべきこと。
上映後にそのイギルボラ監督に「カラオケは、映画用の特別演出じゃなく本当に普段から楽しんでるですか?」と確かめに行ったら、「はい、やってます!」だって。喉を痛めるからあまり唄いすぎないように気をつけてるそうだけど。