てれ

ラーンジャナーのてれのネタバレレビュー・内容・結末

ラーンジャナー(2013年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

インディアンムービーウィーク2020リターンズにて観賞。2020年の観納め映画になりました!

本当に本当に衝撃的だった……
今までに観たどんなロマンス映画よりも好き、いやそもそもロマンスなんかとうに超えてる。「無償の愛」ってまさにこれだよ。

ゾーヤーを追い求め続けるクンダンの姿は、スーフィーと全く同じだと思った。スーフィーはイスラム神秘主義(スーフィズム)において、神(アッラー)を恋人のように魂さえも捧げ狂恋する修行僧のことで、クンダンの場合はゾーヤーを追い続けそのために命までも散らした。なんて破滅的かつ神秘的な生き方だったのだろう! ヒンドゥー教徒の彼が誰よりもイスラム的な生き方をしていたなんて!と映画が終わった時震えた。

万人受けはしないし好き嫌いハッキリ分かれますが、私にとっては今までの映画ベストセレクションを揺るがす、良い意味での超問題作でした。
てれ

てれ