ベべべっち

ラーンジャナーのベべべっちのレビュー・感想・評価

ラーンジャナー(2013年製作の映画)
4.3
こんな不幸に耐えるな

3作目のダヌーシュさん。
でも、この時が1番若い🤭

TSUTAYAディスカスの新作インド映画だ〜😆
…ぐらいの軽〜い気持ちで鑑賞したけど、想像以上のクオリティと重たさにびっくり。
2時間超の作品はこれぐらい濃密にしてほしい。

全然一言で言い表せないけど、無理矢理まとめるなら、主人公のダヌーシュさんが演じる青年の究極のラブストーリーって感じ。
”君の虜”を最後まで貫き通した男の物語。

始まって早々、一目惚れした女性に猛アタックをするダヌーシュさんが描かれる。
告白を何回断られても、絶対に諦めないダヌーシュさん。
それでも付き合って貰えないダヌーシュさんだが、命を懸けた最終手段が功を奏し、ようやく想いが通じる。

しかし、彼女の親に反対されて結局、離ればなれになってしまう。

それから8年後、ようやく再会を果たすことができたダヌーシュさんだったが、彼女の方はすれ違っても気づいてくれないぐらいになってしまっていた…というのが、あらすじにも満たない序盤の序盤。

ここら辺までは少しあったかもしれないが、思い返してみて全体的に楽しい要素はほぼほぼ無し。

時間が過ぎるごとに凄まじさや、切なさが増していき、重たくもなってくる。

でも、その中で最初から最後まで変わらないのが、ダヌーシュさんの彼女に対する想い。
それが一貫されていたのが今作の良いところ。

しょっちゅう見る、よくあるインド映画とは少しテイストが違ったけど、こういうのもとても好みかも🥺

とりあえず、ヒロインが可愛すぎました。

…って普段なら言うけど、この前の『ムンナー・マイケル』のニッディ・アゲルワールさんがちょっとレベル高すぎて、今作のソーナム・カプールさんが霞んでみえた。