肉鹿

ラーンジャナーの肉鹿のレビュー・感想・評価

ラーンジャナー(2013年製作の映画)
3.8
一途すぎる男子は美しすぎる女子に一目惚れ。だけど宗教の隔たりがふたりを引き剥がす。それでも8年後、感動の再会を期待して花束を持って待ち構えていた彼の横を彼女はすべて忘れてしまったように通り過ぎた。

インド的人生観と宗教観が怖すぎる映画。

特に主人公の男の子の重さがすごい!!!
世界屈指のメンヘラぶりを見せつけてくれるので、予想外の行動に怖くなりながら笑ってた😂
もう、すぐリスカしがちなとこや待ち伏せてビンタされるのを期待してるポジティブストーカーなとこ、復讐のために同じ日に結婚式を挙げようとするとこだとか挙げたらキリがないほど背筋が凍る怖いシーンがたくさん!
でもダンスシーンの浮かれっぷりで全部許せちゃうとこあるからギリギリ引かないで見れて楽しかったw

それにおかしいのは主人公だけじゃない!わたしが現代人だからダメなのか、日本人だからダメなのか、誰も彼も理解できない変な人にしか見えなくて困った😂主人公の影に隠れてるけど、ヒロインの狡猾な振る舞いもかなり酷いよ。
宗教観の怖さも相まって全部理解できないから価値観の逆流が起こって逆にすごく理解した気になってた。とりあえずインドは恋愛するのに向いてない国だと思うw

異常にアグレッシブな前半に比べて後半は大人しめなのがすこし物足りないとまで思わせるぐらいには、いつのまにか物語に引き込まれてしまうエネルギー満ち溢れてる映画。
肉鹿

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