声が出せないパキスタン人の少女シャヒーダーがインドで迷子となり、バジュランギが家まで送ろうとする話
ずっと観たいと思っていたが配信になく、映画館でやっていたのでようやく鑑賞
かなりベタベタなストーリーで展開の意外性は少ないが、前半のインドと後半のパキスタンで話の内容がガラリと変わることもあり、飽きずに観られるし、心動かされるとこもあった
シャヒーダーが喋れないながら首の動きや表情で感情が伝わるし、何より可愛さが溢れていた
バジュランギの正直さに対する信念はシャヒーダに危険な目を合わせているのを考慮するとちょっと許せないが、彼のその後の変化で信念とシャヒーダを送り届けるという使命とで上手く天秤を取れるようになったと感じる展開だった
そういったヒューマンドラマ、ロードムービーをメインにしつつも、国家間、宗教間の争いについても主要な要素として組み入れている
それぞれの違いが不勉強すぎてわかりづらかったとこもあるが、それぞれの違いと対立とそれを乗り越える人間の本質的素養も描いている
もちろんインド映画らしいダンスも楽しく、ノリがいい
4.3と思ったがシャヒーダーの可愛さで4.4に変更