movieJack

バジュランギおじさんと、小さな迷子のmovieJackのレビュー・感想・評価

4.0
主演の美男美女が歌って踊り
笑わせ泣かせ
二人の器用さと顔面力
サービス精神の旺盛さに感心させられる
インド映画の王道要素満載

宗教・国の違いによる風習や偏見および対立等について
純真無垢で自他共に認める正直者の主人公(サルマーン・カーン)の行動と戸惑いを
観客にも解りやすく現実問題として示唆してゆく

アーミル・カーンの「PK」にも同様の流れがあったが
あのトンデモ設定よりは自然な描写に感じられた

しかも
韓国映画風の警察との攻防や
少しの格闘アクションシーンも盛り込まれ
ダンスシーンでは今風のサウンドに
ストップモーションを多用するカメラワークも取り入れ観ていて楽しい
(若干歌詞が物語にリンクしていない曲も有りましたが…)

想像を越えてくる展開は無かったものの
無償の愛情
信念(信仰)を貫き通す姿
鉄板ネタに完璧に泣かされるのだが
それに加えやはり
小さな迷子=シャヒーダー役(ハルシャーリ・マルホトラ)の可愛さったらもう…
鼻を赤くしての泣き顔や自分で頭をコツンと叩く仕草等々…

うちの娘にもあんな年頃があったのだが
その面影はどこにも無く

どこの国境を越えちゃったのだろう…(笑泣)
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