婚約を破棄されて祖母が亡くなるという失意の底にいる主人公のジンティエン。祖母が昔住んでいたチェコのプラハを訪れて、そこでチェリストでありシングルファーザーでもあるズーヤンと惹かれ合う。彼らはそこでジンティエンの祖母が過去に愛した男性との物語があると知るラブストーリー。

現在と過去。2つの時代を股に掛けたラブストーリー。なかなか良さげな雰囲気を感じての鑑賞でした。実際概ね予想通り。運命的でロマンチック。 期待したものはそれなりに感じ取れた作品でした。

プラハの街並みの美しさも際立っていて、物語の良さを更に引き出していたように思えます。ただ良くも悪くもよく読めてしまう内容。名作や傑作にはもう少し届かない印象でしたね。

ラストも感動の波が押し寄せる形でリチャード・マークスの名曲「Right Here Waiting」のカバーでの締め括り。心地良い終わり方だなーと思ってたら、エンドクレジットでのNGシーン集は止めてほしかった笑。感動が冷めてしまってそういうのは特典映像で別に収録すべき。

祖母を亡くしたジンティエンは、かつて祖母が住んでいたプラハを訪れ、シングルファーザーでチェロリストのパン・ズーヤンと出会い恋に落ちる。祖母にあてられた手紙から"あの場所"を探し当て、2人の幸せな時間の中に二つの物語が交差して行く。

ジンティエンの今の物語、まだ吹っ切れてない過去の回想、"あの場所"をめぐっての祖母と過去の愛の物語が交差し、相乗効果の瑞々しさがプラハの美しい街並みと音楽と光の中に幻想的に溶け込んでいく。徐々に明かされていく、愛だけでは突き進めなかった現実と、その中でも生き続けた切ない気持ちは過去軸から現在へと繋がり、呼び覚ます奇跡は確かに過去の愛までも回収して行く運びにうっとりさせられる。

過去と現在の2人のみずみずしい煌びやかな時間、そうしてその時間は永遠に続かない刹那を切り取るように細かな切り替えで見せて行き、それは時代が変わっても何一つ変わらない、愛を時代や背景のせいにするのは、ただの言い訳でしかないことを痛切に感じさせてくれる。

幸せな時間の、一瞬の大事さを過去の手紙が、確かに根付いた祖母の愛が2人に寄り添い、大事なものを失うことの喪失感の重みをたどって行くことで、今の2人は大事なものを認識するだけではない。それは過去の2人の愛にも息を吹き返し、約束の"あの場所"がまた温もりに満たされて行くのだ。過去が今に繋がり、同時に今が過去の愛をすくい上げて行く、しっかり繋がりを見せ終結していくラストには揺るぎない強い愛と、支える過去の2人の笑顔が包み込んでくれる。人生は選択の連続で、どちらを選んでも後悔することになるかもしれない。しかしどんなことがあっても愛する人は手放してはいけない。どんな大きな代償になっても、その幸せに変えられるものはないのだ。

Take care,



おばあちゃんの思い出の場所で、同じように恋愛しちゃうお話です。


はい。そうです。今回はウーイーファン目的です。なんだかシリーズ化しつつある元EXOメンバーの中国映画漁り。
自分の中国語の練習と目の保養目的だけで見てます。💕💕


本作はあまりにも現実味がなさすぎて綺麗すぎて全然感情移入できなかった。
感情移入できるかって恋愛映画で大事な要素じゃないんですかね。


イーファンの引きのかっこよさ(アップはダメなんです笑)とプラハの綺麗さが見所でした✨


原題を訳すと、「ある場所で」とかそんな感じの意味。
またも邦題失敗作😂😂😂



31