このレビューはネタバレを含みます
マルクス兄弟フィルモグラフィNo.1。
２年ほど続いたボードヴィルの舞台『ココナッツ』の映画版。
ステージをそのまんま映画に移行してるから"映画"って感じでも無い。
ココナッツ・ビーチを舞台に、リゾート開発、ポッター夫人の首飾り盗難事件、ポーリーを巡るボブとハービーの諍い等々、マルクス兄弟が騒動を巻き起こし、かつ巻き込まれていく話。
口八丁早口グルーチョのギャグ、パントマイム(表情や動き)そして"ホーン"で笑わせるハーポ、怪し気なムードを醸し出すチコらマルクス兄弟が自由に楽しんでいる様子が愉快。
ハマー支配人(グルーチョ)のホテル・ド・ココナッツにチコとハーポが登場してからが俄然面白くなった。
結婚式のシーンはグルーチョ&ハーポ&チコの真骨頂(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
ハーポは得意のハープとクラリネットを、チコはピアノを披露。
《特典映像》
1961年5月3日。
『TODAY SHOW』にハーポ出演。
司会者がハーポの自伝「HARPO SPEAKS!」の一説を紹介する中、入れ歯の玩具とパントマイムで笑わせるハーポ。
そしてハープを.....まともに演奏する訳が無い(笑)
グルーチョ、チコ、ゼッポ、だけでなくガモにも触れて(筆談)、一言も喋らずに退場したハーポ。
※「HARPO SPEAKS!」は、1920年代から1940年のハリウッド映画のことも描かれている。
※この３年後の1964年に逝去した(*T^T)
※ガモは、マルクス５兄弟の四男。
1963年11月8日。
『TODAY SHOW』にグルーチョ出演。
・ダック・ウォークの話。
・「好色(Mangy)一代記」の話。
・M・モンローをオーディションした話。
グルーチョの映画「ラヴ・ハッピー」に出演する候補女優のオーディション。歩く姿でモンローに決定。
・「ハーポとチコがトランプ好き」と暴露した罪悪感は.....だって事実だもーん。
1985年7月17日。
『TODAY SHOW』にハーポの息子出演。
「HARPO SPEAKS!」の再出版記念。
"喋る"ハーポ！！ホーム・ムービー！素顔のハーポ！を息子ウィリアム・マルクスが語る。
ハーポの喋り方はNY訛り(笑)
人形劇「Time for Beany」がお気に入りで月曜日～金曜日の夕方に必ず観ていた(笑)
「我輩はカモである」のワンシーンも。
