映画としての、作り方にはなんとも稚拙でなれない感じのする作風。
近未来SFの割に設定が甘い。
しかし取り上げてるテーマはまさに私にぴったりで結構来ました。。。
年増のアジア女が、非アジア国で自分で仕事を探すことの難しさをちゃんと描いてくれてましたものね。
もちろん子供のため大金がいるとなる文脈もあるのですが、50かかるぐらいのアジア人の外見女性はもうアウトなんですよ。アジア人女性の扱いが非情にも描かれており、かなり染みました。
「辞めたら何するの?」
「講師でも。大学院でてるし」
「何言ってるの?今の専門は私達の時代と違うのよ。時代の速さが数十倍なの。私達が習ったことなんてもう時代遅れよ」
このあたり、、リアリティめっちゃあったわ。
彼女が働いている会社は美容整形の会社というのもまた文脈をおもしろくしてるのですが、アジア的な家族のつながりと設定であるシングルマザーのつながりなど詰め込みすぎた感じもあるかなと。
ただ、出演してる人みんな幸せそうじゃないのよね。科学の技術は、人を不幸にしちゃったな的演出がすばらしい。
物語のキモである、主人公2.0が頑張って白人じゃなくアラブっぽい顔つきの女性を選んだのはなぜだろう?あれは子供が選んでたけど。。あの人選にも色々考えただろうなぁとは思う。
あと娘が踊るトルコのくるくる踊りもな意味があるのか?
たまに脇を固める俳優たちが国際的にも有名な人ばかりなのでなかなか重厚感もありました。とりあえず、年増のアジア女性のリアル。。まじ、もう自営業しかないから