1970salsa

わたしの坊やの1970salsaのネタバレレビュー・内容・結末

わたしの坊や(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

まず最初に思ったこと。『カザフスタンの人って日本人の顔に近いんだなー』ってこと(笑)作品の中でも白人を珍しがる場面がありました。
少年の恨み、そして復讐。絶望の中で『どうせ余命幾ばくもないなら…』というヤケになった気持ち。彼の中で復讐を果たしたことで気持ちの整理が出来たとは思わないけれど、一応、コトが済んだ先に待っていたことは…

本作の他にもイサバエヴァ監督作品が観たいです。

2015/11/25 2回目の鑑賞。
2回観て思ったこと。本作で重要なことは余命幾ばくもないと知った時の主人公の言動ではなく、既に10年前からアッチの世界に足をつっこんでいたことなのではないかと。
彼にとっては10年前からアッチの世界が本当の世界であり、アッチは瑞々しく暖かい。でも現実世界は干上がった海とそこに残された錆び付いた船のように色あせている。彼は既にあんなに小さい頃から苦痛しかない余生を生きていたのだなと。
1970salsa

1970salsa