歪んだ愛の形を描いた映画で、裏社会で生きる血の繋がりがない家族の物語が緊張感と緊迫感ある展開で描かれおり、先が読めないので見応えはありましたが、救いのない展開と陰鬱な雰囲気が苦手でしたし、後味の悪さが凄かったので、個人的には苦手なタイプの映画であまり楽しめなかったです。
また、唯一の希望さえも簡単に破壊してしまう容赦のなさや救いのなさにそこまでやる必要あるのかなと引いてしまいましたし、あの展開は厳し過ぎるので、自分としては受け入れられませんでした。
冷静で冷酷な表情や終始落ち着いている非情な女ボスを好演したキム・ヘスの演技は迫力があり素晴らしかったので、女優陣のパフォーマンスは圧倒されました。
過剰なバイオレンス描写と容赦ない展開や救いのない結末等、韓国ノワールが好きなら楽しめるかもしれないですが、万人に薦められる内容ではないので、観る人を選ぶ映画だなと感じました。