このレビューはネタバレを含みます
海底を漂い揺らぐ影は
私の記憶か?私の幻想か?
両親の離婚で離ればなれになった兄妹。
月日が流れ、大人になった2人。
家族を引き裂いた母への怒りに囚われ孤独を抱える妹。
故郷 緑島でガイドをして暮らす兄は優し過ぎて気づけば孤独な生活をしている。
2人が共有するのは母が毎晩聞かせてくれた人魚のおとぎ話。。。
現実と幻想と原初の記憶が混じり合う美しい映像叙事詩に海のように広く深い親の想いが疾る。
過去の記憶の是非はあっても
それぞれの想いは、いつも変わらずひとつだった。。。
浮遊する愛が天使に導かれる物語。