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大恋愛のarchのレビュー・感想・評価

大恋愛(1969年製作の映画)
2.8
長編初のカラー作品。これまで分かったと比べると話の筋がしっかりとあり、それを遂行するために失敗によって間延びする感覚は失われている。
若い女性に恋をして悩み、それが妄想を膨らませていく展開は楽しく、ベッドで道を滑走するシーンが本作の白眉。思えばピエール・エテックスは車で移動するということをユーモアに繋げることをこれまでもやっていて、『健康でさえあれば』の三つ目のエピソードや『恋する男』や『ヨーヨー』でも同様に車を使ったコメディ展開をやっていた。
その集大成としてベッドで滑走という方法を選んだのが凄いと言わざるを得ない。
話の筋はあまりのれない話であった。
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