月見

ザ・ディスカバリーの月見のレビュー・感想・評価

ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)
3.8
ある博士が死後の世界があるということを証明する。
人々は次々に自殺していき…という内容。

ちょいネタバレ。
こんな冒頭だったからもっとファンタジーを期待してしまったが違った。
死後は天国的な場所に行くのではなくて、平行世界に行き生前の後悔をやり直し続ける、但しやり直し前のことは覚えていない。というところか。
要するに死後は無になるでもなく天国に行くでもなく『記憶の無い状態で後悔発生直前からやり直す。』という誰もが一度は考えたことのある「そうだったらいつに戻りたい?」ってやつだ。そう考えるとなかなか面白い。

この映画のメッセージ性をこじつけるなら…
いつだって今がやり直しの最中だと思って、何事も後悔無いようチャレンジしようぜ!ってことかな。
ちょい薄っぺらい解釈になってしまったが、何度も今回の『A』という人間の人生をやり直し、後悔の要素が無くなった時にいよいよ天国に行き『B』という人間として来世への準備を始めるのかもしれない。そうして魂を成長させて行くのかな。
いつかテレビで誰かが言ってた、『総理大臣になるような人は何百回も生まれ変わっている』っていう話は強ち間違っていないのかも。
月見

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