これは正直、肩透かしを食らいました。
死後の世界が実在するって言う面白そうなテーマなんですけど、これが思ってたのと違いました。ちょっとしたカルト宗教団体の様な施設で行なわれている実験など雰囲気はバッチリですが内容が好みでは無かったです。
ハーパー博士の発見で、死後の世界が実在する事が判明した。現世に絶望した人々は死後の世界に希望を求め、数百万人もの自殺者が出ました。この事態に責任を感じたのはハーパー博士の長男ウィル。彼は、まだ続いている実験を止める為、父の住む島を訪れます。島へ向かう船内でアイラという女と知り合ったウィルは、自殺を図ろうとする彼女を救い、博士の施設に連れて行くのだが。
ネタバレ↓
博士が脳に沢山の線を繋いで、死んだ状態になったり、借りてきた死体の脳が装置に映し出した映像を解明して行くのは、楽しかったです。映像は死の世界ではなく、亡くなった者の記憶なのか？何なのか？ワクワクしましたが、まさかの平行世界。今流行りのマルチバース…。
中々、面白かっただけに「えっ、ただのマルチバースなの？」正直、萎えた。
しかもラストのどんでん返しを作りたいが為のマルチバースな気が…。確かに読め無かったけど、私はマルチバースが観たかった訳ではなく、死後の世界を期待した。違う展開だとしてもマルチバースではない。私的には残念な作品だったけど、どんでん返しもあり、楽しめる人もいると思う。
