このレビューはネタバレを含みます
dtv試写会当たったから見てみた。
やろうとしてることはすごく好き。日本でアメコミ風自警団ヒーローものをやろうっていう心意気は買うし、変に王道を外そうとしてないし。
……だけど、金属バットで殴ろうが、金槌頭に振り下ろそうが、血がビックリするくらい出ない。流石に刃物で切られたときは出たけど、それ以外は残酷描写をほとんどしない。あと東出昌大のケツを見せないこともビビった。事務所NGなの? 見せても良くない?
これで「キックアス」とか「スーパー!」ばりに血が出ててたら、シナリオの粗いところとか目をつむっても良いくらい好感持てる映画なんだけど。
あと劇伴の使い方も嫌いじゃないけど、オーケストラ風の曲(これが何かをまんまパクってる風なんだが、元ネタが思い出せない)が打ち込みなのか妙に安っぽい。モリコーネ風のマカロニ口笛ソングかけたりするのも好きなんだけど、もうちょっとクオリティあげてほしい。
血と内臓が出まくってた「アイアムアヒーロー」はほぼ韓国ロケみたいだし、日本で撮るとこのくらいのことしか出来ないのかなー。
トンカチのガジェットとか、トシのスパイダーマン風の良い意味で安っぽいワイヤーアクションとか、チャーミングなところはたくさんあって、何だかんだ嫌いではないです、はい。
余談だけど何故か4:3のブラウン管がまだ現役の世界なんだが、何か意図があるのか? 映ってるテレビもデジアナ変換の映像じゃなくてちゃんと4:3の映像だし。