このレビューはネタバレを含みます
冒頭から「あこれつまんないな」と思ってしまった。
それはアクションがイケてないからで、マシューボーンみたいにバッキバキにしろってんじゃなくて、刃物持ってる人があんなに刃物使わないはず無いし、私が知ってる金槌はあんな柔らかくないって思ったらどうしても信じる気持ちになれなかった。誰も本気でやりあってない。うん、やっぱりアクションの撮り方も本当につまんなかった。
ドラマ面に重点が置かれたのかと思いきやそれもいまいちで、主人公が自警団を立ち上げたいと思う動機があまりに見えない。紅一点の彼女の靴下が何度も繕ってあるのが一瞬映るの、それだけでその後の彼女の薄情さの理由が察せるじゃないですか。そういうのが主人公にはどうも見当たらない。街を良くしようとかでなく、別に復讐でも憂さ晴らしでも良いけど、何もピンと来ることを示してくれない。なんかチームができた!壊れた!本当の仲間になった!っていううわべのあまっちょろさが居心地悪い。
ハンマーじいさんとうんこ社長の関係が???過ぎるし、浜松の街並みも平和できれいなもので、違和感しかない。どう努力してもスラムな街の「日常」が感じられなかった。
ま、うんこ社長.. 船越英一郎の汚物感が1億点というレベルなので、ほかのマイナス描写を排除しなきゃ目も当てられなかったのかもしれない。皆の心境が僅かに変わっていく様子もじんわり見えただけに、より「なんでこうなった!」と憤りが隠せない。途中地震が起きて、「これを口実にこの場から逃げられる」と思う程色々嫌でした。もちろん結局最後まで見ましたが。
つか何でも袖に隠しすぎだから。そんなみんなして、なんて流行らないよ。
豊島さんの作品これが初見てのが悪かったですかね...
最後私たちの芹澤さん出てきたよー!