事前情報ほぼゼロで観に行ったんだけど、イヤもう変な映画だったな…
だいぶ好きですけど。
2つのストーリーが、あまり説明もないまま進んでいって、ある一点でぶつかる。
ある男は、失業中で金がない中、娘に喜んでもらうためにその出会いを利用し、ある女は、夫への引け目から体を売って金を作る。
それぞれの行動の理由や出自など、説明らしい説明もないから、映像や台詞から推測しようとして、とにかく集中して観ることを強いられる。
ある種のノワールものではあるんだけど、長山洋子の歌や深作欣二のカルト作品「黒蜥蜴」のメインテーマなど、音楽も非常に印象的。
監督の趣味のよさを感じた。
ストーリーも、村上春樹の初期の短編っぽい。