このレビューはネタバレを含みます
"you are flighty and silly girl, aren't you? are you flighty and silly?"
"yes"
"and what else are you?"
"pretty"
白血病で余命わずかな少女アリシアは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。彼女の願いはコスチュームを着て踊ること。娘の願いをかなえるため、失業中の父ルイスは、高額なコスチュームを手に入れることを決意する。この彼の行為が、心に闇を抱える女性バルバラと、訳ありの元教師ダミアンを巻き込んでいく。出会うはずのなかった彼らの運命は予想もしない悲劇的な結末へ-
とにかく色々と好みすぎる映画でした。魔法少女ものが好きなので、作中に登場するコスチュームやステッキが可愛くて!
アリシアちゃんがとにかく可愛い、そしてキャラクターはほとんどクズばかりで人間の悪いとこ、ネガティブなところをキャラクターに投影させてる。
マジカル・ガールはアリシアちゃんじゃなくてバルバラだったのかーとプロットツイストにびっくりした。最初のシーンと最後のシーンのパラレル、ダミアンのパズルシーン、コスチュームを着て出迎えるアリシアちゃんのシーンがお気に入りです。
パズルのシーンの個人的な解釈ですが、どうせ壊れるなら壊してしまおう。と受け取りました。最初から最後まで成功しないだろ!ってことばかりしてるキャラクター達ばっかりなので、パズルのシーンはかなり深いシーンだと思います。
個人的にはもう少しバルバラに不幸が起きて欲しかった…(数十年ぶりに元教師からカムバックされるのはかなりダメージを受けると思うけど)