このレビューはネタバレを含みます
容赦ない。ほんと容赦ないわ。だって白血病の少女を出しといて、そんなあ。ポスターから、もっと色鮮やかな、サスペンスだとしても画的にもっと強烈な感じかと思っていたけれど、真逆。色味のなく、なるべく直接的に描かず、そこがまた怖い。
まさに、ひとつの歯車の食い違いが、人生をガタガタにしていく。後半一気に加速していくまでは、ただただ進んでいくストーリーをみていくだけ。そこからがスゴイ強烈。ドラマになりそうなところを省いて省いて省きまくって、カラカラのサスペンスに仕上げている。登場人物の背景や物語が気になっちゃうところ。スピンオフ5本くらい作れそう。バルバラの過去と、彼女と数学教師の間になにがあったのかが一番気になる。父ちゃんも、自分に自信がない心理からなのか、命をかけて物を買ってあげようとする感じ、分かるよ、分かるけどさあ。う〜ん悲しい。
もうほんと、一番かわいそうなのアリシア。あり得ないくらいかわいそうで嫌。胸糞！しかもこういう子どもが巻き込まれる事件本当にありそうじゃ〜んとか思うと尚怖い。胸糞！みんな愛し方が少し逸れた方向に行っちゃってる。トカゲ部屋、、、
