このレビューはネタバレを含みます
んー、、
(小説を評価するなら4.8)
小説の傑作さの10分の1も描けてないと思ってしまった。全部が重要過ぎで2時間半でやるならどこをカットするのかと思ったら無いとこだらけ?という印象。
小説では、國岡という存在を生み出したと言っても過言では無い、兄貴的存在の日田が何十歳も離れているお爺ちゃんにしたのはなんでだーーーー。
そもそも学生の頃の國岡の考えに魅了されて、億単位の日田の資産をあげてまで國岡を推したストーリーを描かないと、どれだけ國岡の考えが凄く、日本の為に生きようとしたかが伝わらない、、
食事のシーンでは、家族として従業員を育てている國岡の人間としての魅力も全然伝わらないし、
タンクに入るシーンでは先陣を喜んでいくはずの東雲が嫌々だし、、
などなどで数えきれないくらい良さが失われてる。
映画の尺が全く足りなさすぎるのは分かるが、戦争に翻弄されていく様子が圧倒的に薄く、初代日照丸が軍に接収され沈むことにも触れられていないのも残念。
原作から考えると自分には残念な部分が多かった。
小説は全ての人に触れてほしい傑作!
このレベルの作品はNetflixで映画何本分もの予算をかけてドラマ化して欲しかった。
ナレーション使うなりで説明を入れて、足りない、薄くなってしまってる場面をもっと良くできたと思う。勿体なさすぎるーー。