松岡茉優

お転婆三人姉妹 踊る太陽の松岡茉優のレビュー・感想・評価

お転婆三人姉妹 踊る太陽(1957年製作の映画)
4.6
DVDで鑑賞

日活の本気を感じる和製ミュージカル映画。MGMのミュージカルを本気で再現しようとしているのが伝わってきてもうそれだけで泣けるし、全く安っぽくない。東宝が製作してた3人娘シリーズを意識して作られたのはなんとなく感じた。多分日活でも似たようなことを出来ないかという対抗心が多少あったんだろうなと笑。

もう芦川いづみが歌って踊るだけで映画に輝きが増す。バレエを踊る初登場シーンは『パリの恋人』のヘップバーンを想起させる。自己紹介シーンで自画自賛しまくってる(理想的な日本女性のタイプと自分で言ってる)のに許されちゃうのは芦川いづみだけではないだろうか。
キャストが客に語りかけたり、後半20分をすべてレビューシーンにしたりと映画自体がショーみたいな感じだった。ストーリーがレビューのおまけみたいになってるのが少し残念だったな…。要するに『イースターパレード』のストーリーを更に粗くした感じ。
松岡茉優

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