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華魁のyaaaのレビュー・感想・評価

華魁(1983年製作の映画)
4.0
変な映画ってまだまだあるんですね。と一息つきたい。
谷崎潤一郎原作だが、もう芸術とかすっ飛ばして笑って見たらよいのだと思うが。
明治の遊郭を舞台に花魁と貧乏絵描きの話が軸にあるが、なんやかんやで最後はアホすぎるエクソシストになるのに驚く。
前半の遊郭描写は豪華な美術も相まって、実際ってこんな感じだったのとタイムスリップした感じで楽しめる。本番してる映画だから「ボカシ」ばっかりだが。
からの花魁と絵描きが一緒にアメリカに旅立とうする後半から急に安さ爆発。途中、命をなくした絵描きの怨念が花魁の股関に「人面疽」として現れる。激安に映像化されるのだが、どんな表現で書かれたのか脚本が読んでみたい。そして「どうやって映像化するんだよ!」と頭を抱えたであろう演出部の格闘も覗きみたい。
お笑いでしかないが、見事にパクンチョッと正面きって映像化してるのは凄い。
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