『正直に認めるよ。俺は関心がある。』

この台詞、自分の気持ちと被るとこあるなー。😅 自分の趣味は確かに世間一般では受け入れ難い方なんやろなーと思いながらも、とは言えそんなに何か１つに固執してる訳やないから大丈夫よ。と自分に言い聞かす。

監督はかなりマンソンマニアですわこれ。
オープニングの本人映像が衝撃。

兄弟のロードムービー？になるのか？

なるほど。そら兄貴関心持つわ。
低評価なのすごい理解出来つつも自分は好きな作品でした。

父の葬式にも現れず疎遠だった兄が突然訪ねてくるという。久々に会った兄はカルト教祖"チャールズマンソン"に心酔しているようで、兄弟でマンソンファミリー関連の事件現場やゆかりの地を巡ることに…。

タランティーノ監督の”once upon a time in Hollywood”でも扱われたシャロンテート殺害事件やラビアンカ夫妻殺害事件を起こしたヒッピーコミューン"マンソンファミリー"の指導者、チャールズマンソン。彼をめぐるロードトリップを通して兄弟の複雑な感情や関係が見えてくるし、2人の旅路は思わぬ方向へと展開していく。


事件現場でテンション上がってるお騒がせ兄、空気読めなくて嫌ーって思って観てたけど、兄の目的分かってくると、見え方変わる。
終盤、兄弟間の溝がmaxになった時、それまでの出来事や事実を聞いたであろう弟の妻が、気持ち理解した上で夫を兄のもとに向かわせたのかなーって思うと、妻が優勝だわ。

家族の関係とか愛って複雑だよね。

2022: 022

兄弟愛の話？

ニックはカリフォルニアに住む弁護士で、妻と7歳の息子と幸せに暮らしている。疎遠になっていた兄のコンラッドが急に訪ねてくると連絡が来て、ニックと妻は、結婚式にコンラッドが描いてくれたキャンバス・ペイントを慌ててリビングルームに飾ったりする。

なんかどうも、マジメな弟と、厄介者の兄、って図式のようです。コンラッドは仕事を辞め、全てを売り払い、現金を持って、ヒッチハイクしてニックの家まで来る。夜はニックの家の庭にテントを張って寝て、次の日、カリフォルニアにあるマンソン・ファミリーの殺害があった場所に観光に行きたいと言う。

付き合わされたニックは、コンラッドがチャールズ・マンソンの本『ヘルター・スケルター』に感銘を受け、シャロン・テイトが殺された家の前で無邪気に喜んだりするので、心がザワザワする。

でなんか、昔っからニックとお父さんはソックリで仲が良く、コンラッドは2人に馬鹿にされ疎外されたと感じていて、両親が死んだときにも帰って来なかったし、みたいな話が、2人の会話から分かっていくのですが、どうもコンラッドは養子らしい。子供が出来ないと思ってコンラッドを養子縁組したが、後で妊娠して、ニックが生まれたら本当の息子ではないコンラッドは疎外された、ってことらしい。

でも、小さいときに一緒に育ったから、2人で仲良く遊んだ思い出もあるらしく、「愛憎関係」なのが「まあ、本当の兄弟ってこんな感じなんだろうな」とは思うのですが、お兄さんのコンラッドがいや〜胡散臭い。

こういう、イージーゴーイングでマリファナとか吸ってがははと笑っていい人っぽく見えるけど、腹の中何考えているのかわからないような。

ニック役のジェイ・デュープラスは、『ゼロ・ダーク・サーティ』にもチョイ役で出てたマーク・デュープラスと兄弟で、『デュープラス・ブラザーズ・プロダクションズ』ていう映画製作会社を持っていて、この作品も彼らがプロデュースしているんですよね。

調べたら私意外とデュープラス・ブラザーズの作品観ているな〜って思ったら、この人達、ネットフリックスと4作品契約とかしているらしい。

『ザ・ワン・アイ・ラブ』『パドルトン』は観たけど、『ホース・ガール』もこの人達の制作らしい。ネフリ外では『ジ・オーバーナイト』ってのも観たのですが、なんかこう、「ネフリに良くある中途半端な少作品」って感じが多い。

地味な人間ドラマをコミカルに描くって感じは良いのですが、ドラマ性というかカタルシスなさすぎ、みたいな（笑）。でも観ている最中は「面白くない！」って止める、ってことはない作品なので、ネフリみたいな媒体にはちょうどいい感じかも。

続きはネタバレになるのでコメント欄で！