海

高台家の人々の海のネタバレレビュー・内容・結末

高台家の人々(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

これもオススメされて鑑賞🐊。
結構好きだった。サラッとしていて、クスッと笑えて見やすい恋愛コメディ。
妄想癖のある綾瀬はるかさん(木絵)と心が読める高台家の人々。基本的にみんなのペースがゆったりしていて穏やかだから、好きだったのかも。

もし、心が読めちゃう人がパートナーだったらとか、自分が人の心読める人だったらって想像して見ていた。
「気づいたんだ、僕でなければいけない訳を。君は選んだんだ、心を読まれても平気な相手を、それはもう慎重に。僕も信じて何もかも見せよう。」高台家の(心が読める)祖母が木絵に向けて書いた手紙の中。祖父から祖母への最後の話。
心を読まれたくないと自分からしたら思うけど、いざ相手の心を読める側の人も、心を読まれたいと思う人なんていないと分かっている。人と関わることに臆病になるし、きっと恋なんてハードルの高いものだ。だからこそ、愛せられる人を慎重に選んでいる。そして、自分を選んだ。そう思ったら、そりゃあ心を読まれたくはないけれど、自分もさらけ出そうって思えるのかもしれない。慎重になって自分を選んでくれた意味。それに気づいた時、アリガトウと愛おしいで心が溢れそうだなぁと木絵並みに妄想が膨らんだ。
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