薫

高台家の人々の薫のレビュー・感想・評価

高台家の人々(2016年製作の映画)
3.3
前半、木絵と光正が惹かれあってく流れは木絵の突飛な妄想もあって、微笑ましく、面白い。斎藤工・塚地武雅がひらがな英語を連発するFBIの妄想は一番笑った。「ふぁっく」て(笑)
中盤になり、兄弟、両親、祖父母と高台家の人々が登場してからがちょっとテンポ悪い。高台家の家族の話だってのはわかるんだけど、どうしても兄弟の恋愛の話とか削った方がテンポ良さそうなのにとか思っちゃう。
あと光正の母・由布子が結婚反対するのも分かる。だって超スピード結婚でしょ?メール画面で日付が2回出てくるけど、光正が出張から帰って専務の娘紹介されてた頃が2015年11月後半。実家に帰った木絵に繁子が自分の恋路のメール送るのが2016年2月。祖父が亡くなったのは2015年5月…。夏服のシーンはないから、秋から(仮に9月後半から)交際したとしても、半年も満たず結婚って言いだしたらそりゃ止めるわ…。結局、反対を思い留まる理由も曖昧な気が。
木絵が光正との将来を覚悟するのも、え?それでいいの?って感じ。

キャストはいいし、面白くなりそうなのに、ちょっと残念でした。綾瀬はるかは地味可愛い。
そういや、女性主人公なのに、親友の女性が出てこないの珍しい。原作はどうなのかな?
薫