ポリアモリーな内容の映画でしょうか…。
セクシュアリティについて言及すれば、同性愛と謳われていますが、これはバイセクシュアル寄りかと思いました。
作品・芸術的な観点から考えると、監督は「美しさ」を意識して作られたかと思います。
肉体的関係を持つシーン全てBGMでかぶせていました。(呼吸などの音声は一切無いので生々しさは強くない)
そして男性の肉体美(ソクラテスなどのギリシア哲学が出てきましたが、古代ギリシャの肉体美を意識したのでしょうか…。女性については古代ギリシャの美の概念からは程遠い印象ですが…どちらかというと現代よりの美の概念に近しい)
三島由紀夫の小説を映画内で取り扱う。(耽美の象徴?)
また、台詞も「詭弁」を意識したかもしれないですが議論が行われず、教授の一方通行。学生が議論に追いついてないような印象を受けました。
映画中に矢を放つシーンでは三島由紀夫の小説内でも出てくる『聖セバスチャンの殉教』を完全に彷彿させていたと思います。
所々キーワードはリンクしますが、全体像の把握が難しい映画でした…