結婚して45年の記念パーティーを迎える5日前、夫のジェフに50年前亡くなった元彼の遺体が発見された報告が。
ジェフは過去の女性に思いを馳せるが、妻のケイトは気が気でなくなる。
ある意味残酷な知らせである。
45年も連れ添ってきたのに、50年前の女性。
しかももう存在しない彼女なのに、愛した男性は別の女性を思っていたのではないかと勘繰る。
こういった機微やズレが響いてくるのは、夫に悪気がない点もまた憎めない部分。
これはドラマなので劇的な展開はないし、結局45年が意味のあったかどうか。
ラストのランプリングの複雑な表情は重みがある。