とりにく

シティ・オブ・ゴッドのとりにくのレビュー・感想・評価

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)
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冒頭(とラスト)のチキンが逃げ回るところ好きだなぁ。チキンに演技賞をあげたい。消耗品のように人が死んでいく様子は怖いし、「えっ、そんなタバコみたいなノリでマリファナ吸うの?」と驚く。狭い世間なもんだから、意外な縁で登場人物同士を引き合わせて物語が進んでいく。長い映画だけど、主人公ごとに物語を分ける構成がわかりやすくてダレなかった。各主人公だけでなく、登場人物がいちいち濃い。個人的に、アンジェリカの元カレがあんなに存在感がある(ある人物の人生を変えたり後々まで出番がある)と思ってなくて、してやられたなぁ、と。大人の汚さや人間の身勝手さ運命の理不尽さが詰まっている作品。子どもにこそ知って欲しい。R指定だけど。(2013年12月12日 観賞)
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