Hina

シティ・オブ・ゴッドのHinaのレビュー・感想・評価

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)
4.3
死の英才教育。
他人が死んだのは、自分が生きたから。
生存の為に殺すというシンプルで原始的なこの街のルールには、法律の入る余地はない。

全員が「自分だけは生きたい。」という最小単位のワガママを振り回し、あとは運が生存を分けるといった日常。
だから死が、重いものとも、軽いものとも描かれていない。他の映画と死の質感が根本的に違う。
だからこそ、重いけど。:)

カメラは手持ちで、人の目線で動く。現場の一人になったような錯覚が凄い🤔

キャストはメインの役も含めてほとんど現地調達の素人で、簡単な演技指導をしながら、ほとんどアドリブで撮ったらしい。(Wiki参照)

十五年ぶりくらいに観たけど、ずっと印象に残っていた映画の一つで、見返してもその評価は変わらない。
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