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Hold Me While I'm Naked(原題)のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

Hold Me While I'm Naked(原題)(1966年製作の映画)
1.0
No.470[体感時間は1時間、上映時間は17分] 10点

マイケル・スノウの「波長」が中々興味深かったので、アングラ映画を掘り出してみた。といっても”1001の映画”に載っているから掘り出されたものを見たといったところか。というか、この映画があるFlimarks凄いな。

この手の映画に対してガチで挑んでいいか不安になる点がある。学生の作品に教授がケチ付けるみたいなのは好きじゃない。しかし、この映画に限って言わせてもらうと、普通に意味不明だし面白くない。成長過程なのかもしれんが、監督の名前も聴いたことないし、才能もそこまでなかったのかな。

というわけで、この映画を見ると、映画学校の卒業制作でパッケージレベルの作品を作ったジャームッシュとかタルコフスキーとかってスゲェんだなと再確認できた。たまにこういう作品に出合うと名匠の名匠たるゆえんみたいなのが分かって好ましい。当て馬にされるクーチャー監督には同情を禁じ得ないが。

この映画が”1001の映画”に残り続けて、ブニュエルの「若い娘」やベルトルッチの「1900年」が脱落するのは流石に意味不明だが、編集者は死ぬまでに一度見て欲しいんだろう。
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