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ある夏の記録のghnmrのレビュー・感想・評価

ある夏の記録(1961年製作の映画)
3.3
・一般的なドキュメンタリーとは違い、場所・キャストの属性などを限定しない、大きな枠組みでの問題設定(キャストは主に労働者階級)
・主題は「パリの人々のドキュメンタリー」というよりは、「カメラを向けられた時の人の言動とそれに対して本人達がどう感じるか」という実験的なもの
・映像の「真実」とは?
・「幸せかどうか」という質問から、幸せの定義、これまでの人生や仕事・生活について聞き出すという、シンプルかつ大胆な方法
・キャストは、モロッコ?から出稼ぎにきている黒人、自動車工場労働者、強制収容所の過去をもつユダヤ人、芸術家、学生、子供など
・労働者階級が考えることはどこでもどの時代でも一緒
・アフリカからの出稼ぎ労働者が強制収容所のことを1960年頃時点で知らなかったことが、当時の情報?教育?のレベルを感じることができた
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