鍋レモン

パディントン 2の鍋レモンのレビュー・感想・評価

パディントン 2(2017年製作の映画)
4.4
⚪概要とあらすじ
マイケル・ボンドの児童文学を実写映画化した『パディントン』の続編。

ブラウン家の一員として、幸せに生活しているクマのパディントン。もうすぐ100歳になるルーシーおばさんへの誕生日プレゼントを探していた彼は、骨董品屋ですてきな絵本を見つける。絵本代を稼ごうと窓ふきのアルバイトを始めるが、洗剤を頭からかぶるなど失敗しては騒動を起こす。そんな中、絵本が盗まれ、一家と共に絵本の行方を追うパディントンだが...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“その約束が 世界で一番の たからもの”

「心を開けば 脚も開く」

⚪感想
相変わらずパディントンが可愛い!!

斎藤工さんの吹き替えが残念。内容は面白いのに役に声質があってないし、下手。そのヒュー・グラントの役もメインの方でセリフが多いからなおさら。
松坂桃李さん、古田新太さん、斉藤由貴さん、三戸なつめさんは言われないとわからないのに。
吹き替えで冷めてしまったので、日を置いてヒュー・グラントの登場シーンから字幕で鑑賞。
結果的にベン・ウィショーの声が聞けたので良かった。
吹き替えが上手い芸能人の方はいいけど下手な方をメインのキャラクターにもってくるのやめて欲しい。『ウォンテッド』のDAIGOさんのことを思い出して。
字幕で観ればいいけどコメディー系は吹き替えの方が分かりやすいから複雑。

内容は前作同様面白くキュート。

パディントンのバイトが愛らしすぎる。
美容室での電気シェーバーにブルブル震えるパディントン。とっておきのマーマレード。
窓拭き掃除でのポンコツ具合。
癒される。

刑務所はパディントンが来てからカラーが可愛くなり、そこで繰り広げられるドタバタも愛らしい。
赤い靴下をきっかけに起こるシーンが大好き。
囚人たち怖い顔して中身は可愛くて優しい。

ブラウン一家素敵。
何気におばあちゃんが強いし、お母さんはパディントンのこと大好きだし、兄妹はしっかりしている。お父さんはしっかりしてそうでダメダメなポンコツだけど面白い。

サリー・ホーキンスのこの温かみはどこから来ているんだろうか。
ちょっと抜けているけど頼りがいがあって優しいお母さんって感じ。

街の人もパディントンの優しさに触れて、パディントンを受け入れているのが良い。
カリー氏はちょっとしたスパイスで嫌な人だけど憎めないし、こういう人が1人はいないとね。

いくつかのシーンが伏線となって使われていて良かった。
冒頭で家族の説明が生かされている。
個人的にヨガと的当てが好き。

エンディングまで楽しめちゃうし、あれミュージカル観てたのかななんて思ってしまうクオリティ。

笑い要素が大人から子供まで楽しめる。

映像が綺麗。
パディントンがいるからか現実とアニメーションが違和感なくマッチしている。

パディントン3も制作して欲しい。



⚪以下ネタバレ



ルーシーおばさんがパディントンを助けたところからスタート。子供の頃のパディントンの可愛さよ。
目がうるうる。

りんご飴、心を開けば脚も開く、乳の玉投げ技術、娘の新聞制作。

パディントンが来てパステル化し、治安がめちゃくちゃ良くなった刑務所好きすぎる。

⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)
パディントンはロンドンのウィンザー・ガーデンにブラウン家の家族と一緒に住んでいる。パディントンは色々な意味で人々の心の支えになっており、地域の人たちから好かれるようになっていた。

パディントンはサミュエル・グルーバーのアンティークショップで見つけた、ロンドンの街を描いた飛び出す絵本を買おうと考えた。昔からロンドンを見たいと思っていたルーシー叔母さんへの100歳の誕生日のプレゼントにしたかったのである。それでパディントンは窓ふきをして絵本を買う金を貯めることにした。

次の日には絵本を買うだけの金が手に入るというその夜に、ひげを生やした泥棒がその絵本を店から盗むのをパディントンは目撃した。泥棒を追いかけたのだが逃げられてしまい、逆にパディントンが盗んだとして告発されてしまう。グルーバー氏はパディントンが盗んだとは思っていなかったが、パディントンの言う泥棒がいた証拠が見つからなかった。結局パディントンは不当に罪を認めさせられて、懲役刑に課せられた。

一方、泥棒は家に帰ると変装を解いたのだが、彼はブラウン家の向かいに住んでいる俳優のフェニックス・ブキャナンであった。移動遊園地のオープニングセレモニーが数日前にあり、そこでブキャナンはパディントンから飛び出す絵本の話を聞いたのである。それは、実はブキャナンがもう見つからないと思っていた絵本だった。

監獄では、パディントンは多くの囚人たちとすぐに友達関係になることができた。その中には気の短いことで恐れられていた料理人のナックルズも含まれていた。ナックルズはパディントンのマーマレードサンドに感心し、パディントンを自分の助手にした。

同じころ、ブラウン一家はパディントンの汚名をそそごうと活動していた。ブキャナンは飛び出す絵本の示す場所に、ブキャナンの祖父の隠した財宝のありかを示す手がかりを探していた。実は、その昔、ブキャナンの祖父は、サーカスの女性人気軽業師を殺してその財産を横取りしようとしたのである。ところが見つけたのは飛びたす絵本だけだった。

ブキャナンが怪しいと目星をつけたブラウン一家は、ブキャナンを外に誘い出し、そのすきにマリー(ブラウン家の主婦)がブキャナンの家に忍び込んだ。絵本そのものは見つからなかったものの、屋根裏の隠し部屋を見つけ、そこにはパディントンの見た泥棒の衣装などがあった。

ブキャナンの追及に夢中になっていたブラウン一家はパディントンの面会時間を忘れてしまっていた。それをブラウン一家に見捨てられたと勘違いしたパディントンは失望し、ナックルズら囚人仲間の誘いに乗って脱獄することにした。ナックルズらはパディントンの汚名をはらす手伝いするといって脱獄に誘ったのだが、脱獄に成功すると飛行機でそのまま国外に逃亡すると言い出した。パディントンは一人でロンドンに残ることにした。

パディントンは別れのあいさつにブラウン家に電話したのだが、その時にブラウン一家がブキャナンを犯人として特定したことを知る。財宝が隠されていると目される移動遊園地が、パディントン駅から列車で出発することから、パディントン駅でブラウン一家と会う約束をする。

ブキャナンもまた移動遊園地を乗せた列車に乗り込んでいた。パディントンもその列車に乗り込むことに成功し、ブキャナンが飛び出す絵本の示す手がかりを基にして財宝の箱を開けるところを見た。その後ブラウン一家の助けもあり、絵本を取り戻し、ブキャナンも捕らえることができたのだが、パディントンの乗っている貨車が川に落ちて沈んでしまう。助けあぐねているところへ、囚人仲間のナックルズらがやってきてパディントンを助け出すことができた。ナックルズらはパディントンを置いて逃げる気になれなかったのである。

パディントンは無罪となったが、3日間意識不明になり、ルーシー叔母さんの誕生日の朝にやっと目を覚ました。ルーシー叔母さんに飛び出す絵本を送ることができなかったことを大変に悔やむパディントンであったが、絵本を送る代わりにブラウン一家と近所の住人たちはルーシー叔母さんをロンドンに招待したのだった。

その後、ナックルズは出所後にサンドイッチ屋を開店し、店は繁盛する。ブキャナンは10年の刑で刑務所に入り、そこで看守・囚人とともミュージカルを行う。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(吹き替え→字幕)。
午後のロードショーで鑑賞。(220322)
鍋レモン

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